脳卒中の予防は、脳梗塞や脳出血の原因となる動脈硬化や高血圧を防ぐことが重要です。
また、運動不足や食事、喫煙などの生活習慣も見直さないといけません。
脳卒中による死亡率は年々低下していますが、食生活の欧米化や高齢化などに伴って脳卒中にかかる人は増加しているそうです。発症してしまうと生命の危険や重い後遺症が残ることもある脳卒中を予防するには、どうすればいいのでしょうか。まず、喫煙者や、高血圧、高コレステロール、運動不足、肥満、過度のストレス、高脂血症、糖尿病といった症状に該当する人は、そうでない人と比べると脳卒中発症のリスクが高いと言えます。では、どのようにして脳卒中を予防していけば良いかというと、いわゆるメタボリックシンドロームへの対策が、脳卒中だけでなく広く生活習慣病予防に有効です。ですから、適度な運動をして、血圧、血糖値、悪玉コレステロールを下げること、高血圧・動脈硬化の原因となる塩分や脂肪を控えたバランスの良い食生活、ストレスを溜めこまない生活などを心掛けることです。また、タバコは血圧上昇や善玉コレステロールの減少、動脈硬化促進などの原因となり、脳卒中にかかる危険を大きく増やしてしまいますので、是非とも禁煙しましょう。そして、日常生活の中で脳卒中を予防するためには、急激な温度変化に注意して、体を冷やさないようにしましょう。寒い時期の脳卒中の発症率は、暖かい時期の1.5倍になるそうです。寒暖の激しい場所を移動する際は、血管に負担がかからないように気をつけて、発症を予防しましょう。
脳卒中は突然おそってくる病気ですが、発症する瞬間を予知したり回避するのは不可能だと思います。しかし脳卒中を発生させる原因となる危険因子を避けることができれば、脳卒中の予防や発症率の減少につなげることができるかもしれません。生活習慣病とも深くかかわっている高血圧、心臓病、コレステロール、ストレス、アルコール、タバコ、肥満、糖尿病などへの日常での改善や対策が、脳卒中のリスクファクターを減らし、発症の予防になるでしょう。普段の自分の血圧を把握しておくことも大切です。冬場は、暖かい場所から寒いところへ移動して血圧が急上昇すると、脳卒中を引き起こす可能性があります。廊下やお風呂に入る際の脱衣場などでは、温度差を縮めておくような工夫をすると良いでしょう。また、トイレでも温度差があるでしょうが、トイレでは排便するときに力んで血圧が上昇します。くも膜下出血の2割は用便中に起きているといわれています。脳卒中の発症を予防するためには、トイレへは暖かい服装で行き、「大」をするときは力みすぎないように気を付けてください。お酒は適量であれば血圧を下げ、動脈硬化を防ぐ効果があると言われますが、飲みすぎは逆効果となりますので、飲むのはほどほどにしておきましょう。
脳卒中のリスクを減らすために適度な運動を毎日続けられるなら、体脂肪や体重を減らし、血圧や血糖値を下げることも可能でしょうが、多くの働き盛りの世代に共通する悩みは、脳卒中の危険と隣り合わせであると分かっていても、運動をする時間がないということです。オフィスのデスクに長時間座り続けて身体を動かす時間もあまりなく、食事も外食が多くて栄養のバランスが摂れてないという人は多いかもしれませんが、こうしたライフスタイルは脳卒中の危険因子そのものといえるでしょう。運動と一口に言っても、有酸素運動と無酸素運動とに大きく分けられます。有酸素運動は、ウォーキング、サイクリング、エアロビクスダンスなど全身や脚を使った、力をあまり必要とせずに長時間できる運動のことです。無酸素運動は、短距離走、格闘技、筋トレなど、瞬間的に素早く動いたり、最大限に近い力を出す運動で、引き締まった健康的な身体作りを目的とします。脳卒中の予防には有酸素運動のほうが適しています。ふだん運動をしない忙しい方は、ウォーキングで脳卒中の予防をしてはどうでしょうか。通勤の際に一つ手前の駅で降りて歩いてみるとか、エレベーターの代わりに階段を使うとか、そこまでできないという人は少し早足で歩くようにしてみるとか、無理なく出来ることから始めてみてはいかがでしょうか。